プリンターのセキュリティ設定をsubinacl.exeを使って追加変更する方法を調べたので備忘録として記載。
Windows10(1909)で動作することを確認。
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subinaclのダウンロード
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=23510
こちらからsubinacl.msiをダウンロードすることができる。
subinacl.msiを実行すると「Windows Resource Kit Tools」のセットアップウィザードが開始されるので指示にしたがってインストールする。
デフォルト設定でインストールを実施した場合「subinacl.exe」は下記フォルダ内に配置される。
C:\Program Files\Windows Resource Kits\Tools\
あとは「subinacl.exe」を任意の場所へ配置しコマンドプロンプトを使って実行。
環境変数が設定されている「C:\Windows」フォルダ内に配置すると、毎回「subinacl.exe」が配置されている場所へのパスを指定しなくてすむので便利。
セキュリティ設定を追加・変更
【書式】
subinacl.exe /printer "プリンター名" /grant=ユーザー名=値
値 | 説明 |
F | フルコントロール |
M | ドキュメントの管理 |
P | 印刷 |
【例】
ここでは下記条件で設定を変更。
また指定するユーザーがセキュリティにない場合は追加される。
プリンター名:Microsoft XPS Document Writer
ユーザー名:everyone
値:F ※フルコントロール
subinacl.exe /printer "Microsoft XPS Document Writer" /grant=everyone=F
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セキュリティ設定を削除
値を空白にすると指定したユーザーがセキュリティから削除される。
ここではeveryoneをセキュリティから削除してみる。
【例】
subinacl.exe /printer "Microsoft XPS Document Writer" /grant=everyone=